÷0  ジャンル雑多な読書感想文
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Le Petit Prince
Le Petit Prince
サン・テグジュペリ Harcourt(表紙は邦訳版)

 企画でも紹介した”C'est un champignon!”(そんなのキノコだ!)の台詞が素晴らしい『星の王子様』 本屋クラッシュのおかげで、最近本屋でよく見かける。外国産の割には装丁がきちんとしていたので裏を見たら、中国で作られていたので、どことなく空しい気持ちになった。

 無駄話はおいておいて。あらすじは省略。ストーリーより、実際読んでしまった方が早いし。丁寧なメタファーと、どこかメランコリックな語り口が読んでいて快い。点灯人の話や、赤ら顔のおじさんの話は、風刺が効いているので、なかなか面白く読めた。心が洗われるようだとは、さすがに恥ずかしくて言えませんが。
 ところで、「失われた時を求めて」のスワンとオデットにしろ、王子とバラの花にしろ、フランスではつれない女性とそれに尽くす男性というのが割と一般的なんだろうか。でも、別れの場面での花の台詞は可愛らしい(と思う)
「わたしが愚かだったわ。許してちょうだい。どうか幸せになってね。貴方を愛しているの。貴方がそのことを全く知らなかったのは、わたしの過ちのせいね。あんなのは、全然大事なことではなかったのに。でも、貴方もわたしと同じくらい、愚かだったのよ。どうか、幸せになってね・・・。(中略)そんなふうにぐずぐずしていないで、いらいらするのよ。もう行くって決めてしまったんでしょう。さっさと行ってよ。」


 最後に、キツネと王子さまの登場する21章から適当和訳
「ほら、あそこに小麦畑が見えるかい?ぼくはパンは食べないんだ。ぼくにとって、小麦は役に立たないよ。ぼくは小麦畑を見ても、なんにも思わない。それって、とっても悲しいことだ!けど、君は金色の髪を持ってる。だから、君がぼくと絆を結んだとしたら、小麦はとってもすばらしくなるよ!金色の小麦は、ぼくに君を思い出させてくれるだろう。そしてぼくは、小麦を吹き抜ける風の音が好きになるだろう。」
キツネは黙って、長いこと王子さまを見つめていました。
「お願い、ぼくと絆を結んでおくれ!」とキツネは言いました。
「そうしたいんだけれど、あんまり時間がないんだ。友達を見つけなければいけないし、知らなければいけないことがたくさんあるんだ。」王子さまは答えました。
「絆を結んだことしか、知ることは出来ないんだよ。」キツネは言いました。「人間にはもう、知ることが出来るだけの時間なんてないんだ。」
* 2006/02/18(土) # [ 読書感想文 ] トラックバック:0 コメント:0

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