÷0  ジャンル雑多な読書感想文
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ドグラ・マグラの堂廻眩暈(途中)
注意)容赦なくネタバレです。未読の方はご注意を

読めば読むほど味の出る「ドグラ・マグラ」の要素をつらつらと考えていきたいと思う。


○様々なテキスト
遺書・調書・チョンガレ節(チャカポコ)・論文・新聞記事・映画の活弁・縁起状

○時間
繰り返されるほど、曖昧になる証拠。客観的尺度であるはずの時計の音は、意味ある時間を示さない。冒頭の一時を示す時計の音。最後に12回鳴る時計。

○メタフィクション
夢の、その中で見た夢の、そのまた夢の、また夢の・・・・。ドグラマグラ内では、いくらでも繰り返して、この構造が出てくる。どの階層にいるかというのは、内側にいては決して知ることは出来ないし、またあまり意味のあるものではない。入れ子構造。10月19日の事件。10月20日にその事件を眺める「わたし」と語る正木教授。11月20日に若林教授によって以上の出来事を追体験する「わたし」。何度も追体験する「わたし」。時計の音と共に泡沫の一瞬にそれらを夢見る「わたし」。以上の記憶を母親の胎内で見る胎児の夢。

○「わたし」
「ドグラマグラ」は徹頭徹尾、「わたし」の世界である。「わたし」が書いたドグラマグラをである「わたし」が読む。そしてドグラマグラを読んでいる「わたし」を、読者たるわたしが『ドグラマグラ』として読む。
主人公の同一性。アンポンタン・ポカン。呉一郎。わたし。

○アンチミステリ
メタミステリ。書物としての疑わしさ。遺伝心理。動機の疑わしさ。主観的時間。時間の疑わしさ。脳髄はものを考えるにあらず。認識の疑わしさ。

○WとM
字面の通り、そっくりだが正反対の若林教授と正木教授。正木教授はなぜ「わたし」に、君は呉一郎ではなく呉モヨ子と結婚すべきだと主張したのか?若林教授は何処まで知っているのか?正木教授の一大実験ではないのか?
* 2005/10/17(月) # [ 考察 ] トラックバック:0 コメント:0

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