÷0  ジャンル雑多な読書感想文
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われ笑う、ゆえにわれあり
われ笑う、ゆえにわれあり
土屋賢二 文春文庫


 近頃では本屋のお薦め本のコーナーでも見かけるようになった、お茶の水女子大学哲学科の教授、土屋賢二氏のエッセイ集。最近の文春の連載はネタ切れ感が満載なので、見ていて痛々しいが。個人的にはこれと、「われ大いに笑う、ゆえにわれ笑う」・「ツチヤの軽はずみ」など初期の方が好みではある。
 哲学科教授とは言っても内容は、内容は恐妻家かつ女性恐怖症気味の筆者が、周りにこき使われている(らしい)日常を、哲学っぽい気がしないでもないレトリックを交えながら書いた、気楽なエッセイ集。
 言葉を真面目に使って書いた、不真面目な文章という印象。「洗濯をする」とは一体どういう概念なのかを一生懸命書いてみたり、音楽史を振り返れば「バッハの息子のエマニエルは、『音楽』と異母兄弟」というフレーズが出てきたり。
 そう言えば、少しだけ哲学の入り口を扱ったようなものとしては、「われ大いに~」の矛盾について考察した「論よりだんご」、ソフィーの世界を茶化したような「人間は笑う葦である」の「ナンセンスの疑い」がある。
 ところで、「われ大いに笑う、ゆえにわれ笑う」に入っている「『犯人はだれだ』本格物ミステリ」の、意表をつくアイデアで提案されている冗談ネタが、綾辻行人の「どんどん橋落ちた」の中の話で実際使われているのを見たとき、つい吹いてしまった。どっちが先に出したのだろう?
* 2005/09/13(火) # [ 読書感想文 ] トラックバック:0 コメント:0

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