÷0  ジャンル雑多な読書感想文
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Harry Potter and the Deathly Hallows
Harry Potter and the Deathly Hallows
J・K・Rowling Bloomsbury

 というわけで、ようやく読みました。いよいよ最終巻。
 何だか色々と面倒くさかったので、読み飛ばした箇所が多数。かつ誤読のおそれありという、いいかげんな感想。
 以下、容赦なくネタバレなので、未読の方はご注意を。
Luna贔屓なので偏向注意。
(ルーナかルナか迷うので、結局Lunaで統一)






○全体的に
 HorcruxとDeathly Hallowsでアイテム盛りだくさんな上に、忘れかけていた登場人物までどどっと出てきて、中盤あたりまでだれていたのが嘘のように、終盤は面白く読めました。主要登場人物もばんばん死んでいくラストバトルは熱い。
 その一方で、今回は魔法界全体のマクロの話と学園でのミクロの話が、何となく噛み合わせが中途半端なままで最後まで突っ切ってしまった感じがする。また、ゴブリンやハウスエルフや巨人など、異類との和解の布石がようやく利いてきた一方で、結局スリザリンだけがいつものように仲間はずれ扱いなのも、中途半端のような気がするし。ヴォルデモード側の内幕も悪一辺倒という描写でなく、魔法界のスタンダードからはずれたものを掬っていかに成長してきたかという点が押さえてあれば、もう少し勧善懲悪な感じが薄まったのではないだろうか。(いろんな登場人物の過去のエピソードを描くことで、善悪二分論的な分け方を避けようとしている印象は受けたが)
と、疑問点もあるが、きちんと今までのストーリーをまとめようとしていて、全体的には面白かったと思う。
 いわゆる「お約束」は好きなので、ラストのエピローグは結構好き。
 1から4巻までと、5巻からでは雰囲気が違うこのシリーズは、初期のほうがファンタジーとしては面白いと思うが、主人公の成長していく心理描写と絡まって謎が深まる後期もまた違った面白さがあると思う。後期にはLunaがいるし。
 飾り文字やフォント変換などかなり子供向きを意識して作ってある邦訳版と違って、原書は一般向けに読めるようになっているし、何よりLunaに変なキャラ付けがされていないので、英語で何か本を読んでみたいと思う人は、一度読んでみても良いと思う。

○主要登場人物
・ダドリー
最後に告白まがいの台詞とは、彼は相当のツンデレ
・ワームテール
もう少し死ぬ場面は見せ場があると思っていたのに。小心者の悪者は結構好きなので、上手く使ってほしかった。
・ドビーとクリーチャー
今回のハウスエルフは可愛い。ドビーは格好良かった。レグルスも命を張ってクリーチャーを守っていたなんて、素敵すぎるし。異種間恋愛とか芽生えないかなあ。
・ハグリッド
蜘蛛が好きすぎだろう、お前は。
・ジニー
何だかあまり目立っていない。彼女の株価最高値は、個人的には5巻時。
・ウィーズリー一家
やっぱり8人もいると犠牲は免れないわけだけれど、とりあえず『母は強し』。ビルとフラーが人里離れたところに住んでいるのは、やっぱり狼男は差別されているせいだろうか?
・主人公3人組
基本的に変化なし。ところで、狭いテントの中に、緊張状態かつ思春期の男女二人っきりで数週間放置したら、何もない方がおかしいと思うのだがどうだろう?
ハーマイオニーが巻を追うごとにルーナに対して友好的になっているように見え、色々と美味しい。
・ルーピン
ぐちゃぐちゃ言うくらいなら、避妊しとけよと思ったのはわたしだけではないはず。プロット上の関係(だと思う)でお亡くなりになってしまい、お疲れさまでした。これで親世代は全滅。テッドにはお祖母さんと頑張ってほしい。
・スネイプ
予想が付いていたとはいえ、全ては『愛』なのです、という展開は下手すると引きかねないが、綺麗にまとまっていてそれはそれでよいと思う。その後全世界に吹聴されると思われる回想になま暖かい笑いが漏れるが、主人公が存在しなければならない以上、失恋もまた必然。
・ダンブルドア
彼はHarry至上主義の黒い策士と言うことで
・ネヴィル
ラスト100ページで予想通りの、怒濤の活躍。見せ場があってよかったよかった。結局、パトローナスの動物は何だったのだろう?
・ロックハート先生(登場していないが)
インタビューによると、彼は今後二度と治ることはなく、作者もそれは望んでいないとのこと。アンブリッジといい、彼といい、女史は見放した人物には徹底的にサディスティック。どうしようもなくうざいところが面白い人物なのに。

○Luna
 最後まで素敵な脇役という位置を堅持してくれたので、一安心。死ななかったし。
 大きな活躍の場はなかったけれど、小さな場面でちょこちょことフォローを入れてくれて、可愛かったので満足。さりげなくオリバンダー老に気に入られて、一番に杖を作ってもらったりするところとか。
 父親のXenophilius氏の語源は外国人好き=自分とは異なる者への興味に繋がると思われる。家に置いてある不思議おまじないグッズも、限りある思考の幅を広げようとするものばかり。
 理性至上主義を超えた知的さが素敵でした。
"Wit beyond measure is man's greatest treasure."


○19年後とか後日談とか
(インタビューも参考に 参照
・ハリーは無事Auror(闇祓いだったか?)になって、ジニーと結婚。ジニーはクィディッチ選手を引退してスポーツジャーナリストに。子供はジェームズとリリーとアルバス(ミドルネームはセブルス)。
・ロンはAurorだかジョージの店の共同経営者。ハーマイオニーは魔法賞の役人。二人の子供はローズとヒューゴ。ローズにはドラコの息子のScorpiusと微妙なフラグが立っているような。「Purebloodだからいけないなんて、Mudbloodだから差別するのと同じくらい愚かだわ!」とかロンが娘に叱られてると良い。
・ルーピンとトンクスの息子のテッドとビルとフラーの娘(だと思う)Victoreは恋人。人狼とメタモルフォーガスのハーフと、人狼とヴィーラのハーフの未来やいかに。
・ネヴィルはホグワーツの植物学の教師。予想通りで嬉しい。春はこれからだ。
・Lunaは博物学者。結構有名だとのこと。後に博物学者仲間(「幻獣とその見つけ方」という本を書いた人の孫)と結婚するそうです。相手が、がちがちのまじめ実証主義者で、ちぐはぐでかみ合わなくて、けれど分かり合っているような会話をしていたら個人的には面白いと思う。

最後の締めは好きな台詞で。35章から。
"Tell me one last thing. Is this real? Or has this been happening inside my head?"
"Of course it is happening inside your head, but why on earth should that mean that is not real?"



※追記
ダンブルドア校長がゲイだと言うことが、作者の発言によって明らかになりましたが、以前から思っていたけれど、ローリング女史はなんだか本の中以外の場で作品について語りすぎてる気がしないでもない。作品について重要な部分は、できるなら本の中で語るべきだと思うわけでして。
別にキャラクター設定自体に文句はないけれど。
このページとかも、読んでみると面白いかも。
* 2007/08/25(土) # [ 読書感想文 ] トラックバック:0 コメント:0

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